2024年に買ってよかったもの、使ってよかったものです。2023年はこちら。
オープンイヤーイヤホン
これまで骨伝導やFloat Runなど多くのオープンイヤーイヤホンを使っていましたが、2024年はHUAWEIのFreeClipを使っていました。FreeClipはオープンイヤーイヤホンの中でも隙なく満足度が高いため毎日使っています。
FreeClipが好きなポイントは次の通りです。
項目 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
付け心地 | ★★★★★ | つけていることを忘れるレベル、落ちない、左右入れ替えも自動適応 |
マイク | ★★★★★ | 周囲の音を拾わない、デュアルマイク+骨伝導VPUセンサー、マルチチャネルDNN通話ノイズリダクション強い。 |
イヤホン音質 | ★★★☆☆ | 可もなく不可もなく。ボリューム25%程度でちょうどいい |
耐久性 | ★★★★★ | TPU素材で汚れがつきにくく、すべすべが続く |
連続稼働 | ★★☆☆☆ | 音楽再生程度なら約8時間、通話メインだと約3時間 |
充電込みバッテリー | ★★★★★ | 最大36時間 & USB-C充電 & 10分充電で3時間音楽再生 |
そのほか | 評価外 | IP54、操作性は微妙、マルチポイント対応 |
唯一気になるのはバッテリーですが、サイズ的にしょうがないです。 外出先のオフィス環境で利用するので、付け心地とマイクが秀逸なのはとても助かります。オープンイヤーでで周囲の音への耐性が高いのは現実的にとても重要です。
好きなポイント
FreeClipがFloat Run、OpenComm、ATH-CC500BT、INZONE Budsに対して圧倒的に優れているのが「付け心地」と「マイク」です。
- 付け心地比較:
FreeClip > | つけていることを忘れる壁 | >>>>> Float Run >>>>> ATH-CC500BT > OpenComm
- マイク巣比較:
FreeClip > | 周囲の音を拾わない壁 | >>>>> Float Run >>>>> ATH-CC500BT >>> OpenComm
FreeClipは耳に引っ掛けるのですが、つけている感覚がほぼないのでうっかりつけたまま外に出てしまうことがあります。FloatRunは、うっかり外し忘れることがあってもつけていることはすぐ分かったのに対して、つけていることに気づけないのは特異な体験です。見た目も大きいピアス程度なので目立たないのもいいですね。FreeClip左右が同じ形状なので一見するとどっちがどっちだっけとなりそうですが、自動的に左右を判別して自動適応くれるのもいいです。LRを気にしない付け心地いいですよ。カナル型ができないのはともかく、オーバーヘッドは左右で同型なら同じことをしてほしいですね。
マイクの性能はこれまで使ってきた中でも凄まじいです。「しゃべっていないときはマイクが周囲の音を拾わない」ので、オフィスなど自分の周囲で人がしゃべっている環境でも通話に声が混じりません。ソフトウェアノイズキャンセルなしでこの性能は素晴らしいです。骨伝導・DNN通話ノイズリダクションを通話に用いるのすごすぎでは?これが今後のマイク性能の基準になってほしいです。
気になる人向けの感想を残しておきます。
- イヤホンの音は感動するような良さ、ではないですが十分。というか付け心地が良すぎて、FloatRunやOpenCommに戻れなくなってしまったので、体感に革命を起こされてしまい、もう戻れない
- オープンイヤーはマルチポイント対応ができていないことが多いのですが、FreeClipはマルチポイント対応しているので、スマホとPCを同時に接続して使うことができる
伸びしろ
課題はバッテリーです。通話しっぱなしで長時間やり取りができないです。
- 音楽再生は実際のところ7時間前後で、通話だと3時間程度しか持たない
- 通話で切れそうな時は、片耳ずつ充電してつなぐという逃げ方をしている
タッチ操作は微妙ですがタッチ操作しないので平気です。耳に引っかかる性質上マスクの着脱時にイヤホンが巻き込まれやすいのは仕方ないです。
基準が上がった
Float Run2出てほしいと思ってましたが、オープンイヤーはイヤーカフスが基準になったので選べなくなりました。ほかのイヤーカフスをいろいろ試してみたいものの、今のところFreeClipが一番好みです。
自宅ではINOZNE Budsを使っているのですが、これは独自無線接続(アダプタも必要)という事情で完全に家用です。外出先ではFreeClipを使っています。ゲームで使うなら、今もINZONE Budsがダントツにオススメです。
FreeClipを使ってからイヤホンに求める基準が上がってしまった、罪深いイヤホンです。
モニター
ここ数年ずっとHDMI2.1対応、リフレッシュレート120Hz以上、モニタサイズ37-41インチ、湾曲、KVM搭載、5K、Thunderbolt対応、USB-PD対応、HDR10以上なモニターが欲しいと言い続けていました。2023年にHDMI2.1製品が出始め、2024年ついにほしいスペックのモニターがリリースされました。
ほしいスペックのモニターが出るまで長かったです。
モニター条件に対する評価は次の通りです。
大きいモニターはコーディングや操作に有利
私はコーディング、ブラウザ、ターミナル操作、Unity Editorを同時に立ち上げるので、縦が確保できつつ横に長いモニターが必要です。このため、モニターサイズは37-41インチ、解像度が5K(横長)であることは重要です。
VSCode + VisualStudio + ブラウザ + Unity Editorをいい感じに配置できるというのは圧倒的に快適です。
視野を狭くする
これまでのモニターはAcer ET430を使っていました。これは43インチな4Kなのですが「縦に大きすぎる一方で横が足りない」という問題がありました。縦が確保できているのはいいのですが、高すぎは微妙だと考えています。4K以前はトリプルモニターもしていましたが、モニターが増えるのは見る場所が散らばってしまいます。
個人的には大きなモニターで真ん中に見たい内容を配置しつつ、周囲に補助情報を配置するのが好きです。5Kモニターは4Kで物足りない横を広げつつ、縦も確保できます。
湾曲もいい点です。43インチ4Kだと横が微妙に目に入れにくいのですが、湾曲255Rの5Kモニターは横が目に入りやすいです。湾曲は視野に収めるという意味から大きなモニターで重要な要素です。
リフレッシュレート120Hzは最低基準
ゲームをやっているとそろそろ120Hzが最低基準になってきました。これまでのモニターは60Hzなので、120Hzになるとゲームが快適になります。ただ、人間の認識的には144Hzまであればよさそうなので、HDMI2.2搭載のモニターが出たらそこでリフレッシュレートを高めたい欲はある程度落ち着きそうです。
リフレッシュレートは、グラボ、モニター、ゲームのすべてが対応している必要があります。この中で一番入れ替え頻度が低いのはモニターなので「モニターのリフレッシュレートが事実上使えるリフレッシュレートである」という認識が重要です。
120Hzは見分けつかないと思っている人がいたら、ぜひ120Hzのモニターを使ってみてください。120Hzは60Hzと比べて違いがわかりやすいです。日常になってしまうと、60Hzに戻ると違和感があります。
HDR10以上は必須
現在のゲームは多くがHDR標準対応しており、HDRの有無は明暗表現の差が大きいです。特にステージが暗いゲームにおいて、HDR10以上はゲームを楽しむ上で必須です。
HDRをWindows 11で使うにあたってブラウザやナイトライトで副作用があることには注意が必要です。HDRが有効だと、Chromeの白表現が強くなって枠やマウスを見失い状況が起こりやすくなります。また、ナイトライトの黄色が強くなるので、HDRを使っているときのナイトライトは厳しいものがあります。早く寝るのがベストです。
ディスプレイ切り替え
HDMI 2.1、DP、Thunderboltで切り替えができるので、最大3PCに対してモニター切り替えがスムーズに行えます。ディスプレイは手動切替以外にも、最後につないだPC出力が表示される自動切換えもできます。
macOSの画面を映す体験がよく、WindowsをつないでいるところにThunderbolt4をつなぐだけでディスプレイ切り替え+充電が行えます、神。
KVM
U4025QWのKVM機能は残念ながら2PCまでしか想定がありません。1 これを認識していなかったので、私にとってはKVMは期待外れでした。ただKVMとしてはちゃんと機能するのでいいモニターです。
私はWindows2台、macOS1台を使っているので、KVMを使うのではなくUSB切り替えを使っています。macOSの場合はThunderbolt4でつなげば、ディスプレイとUSB周りが一緒に使えるので、macOS+Windows1台なら大した問題はないです。
5K 39.7インチの解像度は十分
私はDPI 100%で利用しています。これまで4K 43インチでちょうどよかったのが、5K 39.7インチにすると文字サイズが小さくなって使いにくくならないか不安でしたが、実際に使ってみると十分でした。4K 37インチでも問題ないだろうとはおもっていたのですが、実物で文字サイズが問題ないと確認できたのはよい発見でした。
モニターアーム
エルゴトロン HXデスクモニターアーム | Amazonを使っています。HXはLXデスクマウントアームの上位モデルで、49インチ、9.1~19.1kgまで対応しています。LXデスクモニターアームは以前の43インチモニターの時にサイズ・重量的に耐えられなかったこともあり、HXを選んだのは将来含めてよい選択でした。
COFO無重力モニターアームPro | cofoが少し気になっていますが、エルゴトロンは10年保証に対して、Cofoは1年保証なのでちょっと微妙ですかね。
円安
モニターが発売されるころに円安が進み、U4025QWモニターの価格が変わらなかった結果、$1=133円程度の為替レートで購入できたので、ラッキーでした。DELLのモニターはたびたびセールがあるのですが、U4025QWはまだセールを見かけていないのでほしいときに買うぐらいがいいです。
気になるところ
Thunderboltポート(アップストリーム・ダウンストリームともに)が緩く、コネクタが抜けやすいです。Thunderboltケーブルを付属のものから別商品に変えても抜けやすいのでThunderboltコネクタが原因と判断しています。同モニターでコネクターが固いものも観測しているので、コネクターの緩いロットが混じっているようです。
CO2モニター
CO2センサーは数年前から導入したいなぁと思っていたのですが、どれもお高かったり、国内取り扱いなかったりでなかなか手が出せませんでした。SwitchBot CO2センサーは国内取り扱いがあり、価格も手頃で、すでにSwitchBot製品をいくつか使っていたので導入しました。
ほかに検討したCO2センサーは次の通りです。
データの可視化
温湿計を以前から使っています。数年のデータがあるわけですが、データがたまるというのはとても良いことで、後からスマホで見返すことができます。CO2センサーも同様にデータがたまるので、後から見返すことができます。これがSwitchBotを選ぶ最大の利点です。
もちろん取得したデータと連動したサーキュレーターONトリガーとかもできるのですが、一番重要なのはデータがたまることでここに満足しています。プッシュ通知が来るので、窓を開けるとかも判断できるのはいいですね。
感度
キャリブレーションしても400ppm程度から変わらなかったので一時は感度を疑いましたが、年末の様子から900ppmを超えていたりするので、感度は問題ないようです。オフィスだと3000ppmとかいくのを考えるとやけに低い気もするものの、自宅だとそんなものな気もします。これは他のモニターで対照試験したくなります。
注意点として、電池充電は30分更新になるので、更新頻度低い感じはあります。ただ、CO2センサーはあまり頻繁に変わらないので30分更新でも問題ないです。2
PS5コントローラー充電スタンド
PS5を買ったもののコントローラーの置き場に困ってPS5コントローラー充電スタンドを買いました。PS5コントローラーは落とした時に壊れるんですよね…悲しすぎる。この製品はPS5のコントローラーを立てて充電するもので、充電ケーブルでつないだコントローラーが棚から落ちたりすることがなくなりました。
Switchコントローラーも同様の充電スタンドJoy-Con充電スタンド(2way)が発売されたのですが、1組しか充電できないので2組できるようにしてほしいものです。
収納棚
デスクの横に無印のキャリーシェルフを置いているのですが、その棚に収納棚を追加しました。デスク周りの小物を収納するのに便利です。無印の商品って、ほかの製品がちょうど入る寸法になっていていいですよね。ただ、無印の商品は販売期間が短く後継品ないことも多いので、商品がずっとある信頼は失われています。そういうところは残念です。
まとめ
今年は忙しさがやばくてガジェットをあまり試してないです。それでも面白いものが多くていいですね。