2023年に買ってよかったもの、使ってよかったものです。2022年はこちら。
オープンイヤーイヤホン
これまで骨伝導のOpenComm、軟骨伝導のATH-CC500BTを使っていたのですが、Float Runを使っている人の声が違和感なくよさそうだったので購入しました。使ってみると自分にバッチリあっていたので、買ってからは毎日仕事で愛用しています。
Float Runが好きなポイントは次の通りです。
- 付け心地が抜群にいい
- 音がいい
- 約10時間の長時間利用
- USB-C充電
一方で気になるところもあります。
- マイクが周囲の音を拾いすぎる
- 耳回りの被覆ラバーがはがれる
- 音量は30-40%程度にしよう
好きなポイント
Float RunがOpenComm、ATH-CC500BTに対して圧倒的に優れているのが「付け心地」と「音」です。
- 付け心地比較:
Float Run >>>>> ATH-CC500BT > OpenComm
- 音質比較:
Float Run >>>>> ATH-CC500BT >>> OpenComm
Float Runは頭を一切締め付けないため、長時間つけていても耳回りやこめかみが痛くなることはありません。また、特徴的な見た目である「スピーカーが耳の前に浮いている」形状のおかげで、骨伝導・軟骨電動でよくある低音、爆音で震えてくすぐったくなることがありません。この相手の声で震えるという特性から、骨伝導は色々な声が混じるミーティングで使いにくいんですよね。
音は「スピーカーが耳の前にある」という謳い文句通りの聞こえ方です。AT-CC500BTはOpenCommに比べてとても音がよいのですが、Float Runはさらに音質良く驚きました。ただ、カナル型イヤホンやヘッドホンと比べると低音の響きが薄いので人によっては気になるでしょう。私は音楽、ミーティングのどちらにおいても満足しています。オープンイヤーといえば音量が気になりますよね。骨伝導・軟骨伝導と同様に音量を40%以上にすると周囲に漏れ始めますが、30%前後だと音漏れせずよく聞こえます。
バッテリーの持ちも良く、連続再生時間が10時間あるため一日つけていて充電が切れることはありません。USB-Cなのも便利でうれしいですね。
気になるポイント
マイクが弱いことと耐久性は弱点と言えます。Float Runのマイクは指向性マイクではないため、通話中に周囲の音をがっつり拾います。例えばミーティング中に自分の後ろでだれかしゃべっていると、ほかの人の声がマイクに混じって自分の声を相手に届けるのは難しいシーンが何度もありました。対策として、Krispなどソフトウェアノイズキャンセリングをマイクにあてることである程度改善されますが効果は限定的です。ハードウェアサポートがほしいですね。
耐久性は伸びしろの塊です。毎日8-10時間使っていたのですが、半年間経ったころに赤で囲った耳回りの割れ目から被覆ラバーがはがれ始めました。幸いはがれた部分は装着時に耳へ当たらないので問題なく使えるのですが、自然に直ることはないので修理に出しました。1毎日長時間使う人にとって耐久性は課題と言えます。
Float Runは今のところオープンエアーなイヤホンで一番体験がよく毎日愛用しているので、ぜひFloat Run2出てほしいです、買います!
ゲーミングイヤホン
完全無線イヤホンは4年前に使っていたのですがあまり体験が悪く、それ以来オーバーヘッドを使っていました。2とはいえ2023年は、完全無線でいいゲーミングイヤホン、INZONE Budsがあります。INZONE Budsはゲームに特化したイヤホンなのですが、毎日使っているぐらいには夢中です。PCやPS5でゲーム向けに完全無線イヤホンを欲しいならおすすめです。
好きなポイント
FPSゲームで重要な定位がきれいに取れ、専用ドングルをPCやPS5に差すと低遅延2.4GHzワイヤレス接続されるのが最高です。WindowsアプリのINZONE Hubを使うと、立体音響、音質、タッチコントロールのカスタマイズ、アプリ毎のプロファイル設定など、イヤホンを細かく設定できます。PS5にも対応3しておりPS5にドングルを差し直すと接続され、タッチコントロールも連動します。
片耳6.5gの軽量さに加え、耳にあまり押し込めないので長時間使っても疲れにくいです。長時間付けられるカナル型イヤホンはあまりないので好きなポイントです。
電池も12時間持つ上、5分の充電で約60分使えるので充電が切れることはありません。ケースを使えば24時間使用できるので、買ってから一度も充電が切れることはありません。
ケースから出すと自動的にPCに差したドングルとつながるので使い勝手もいいです。接続されるまでに5秒程度かかるのは気になりますが困ったことはないです。もちろんケースに入れると自動的に切れるので、ケースに入れるだけで接続&電源管理ができて便利です。
伸びしろ
イヤーチップが微妙に耳に合いにくいのが気になります。初期イヤーチップが大きかったので1つサイズを下げたのですが、まれに少し耳が痛いと感じます。これはイヤーチップのサイズというより、イヤーチップが薄目なので、本体ドライバー部分が引っかかっている感覚があります。レビューでも耳の痛みを訴える人を見かけるので、次のモデルでは改善されるといいですね。
マイク性能はそこそこで、インゲームチャットやDiscordでしか使わないので割り切っています。指向性マイクではあるものの周囲の音を拾うことがたびたびあるのはブームマイクがない以上は難しいんですかねー?後継ではよくなってほしいところです。
Bluetooth LEにしか対応していないので、iPhoneでBT接続はできません。幸いドングルがUSB-CなのでiPhoneに差せばつながるのですが、イヤホンを繋ぐとiPhoneの音量ボタンで音量変更できなくなるので使い心地が悪いです。音ゲーでも遅延しないので、iPhoneがBluetooth LEに対応してiPhoneアプリが出ればと良さそうです。
マウスパッド
デスクパッドを一年使った結果、毛羽だち安いファブリックな生地はマウスの滑りが悪すぎたのでマウスパッドに戻しました。今回はゲーミングマウスパッドを前提にいろいろ見てたんですが、ARTISANは滑り、止めがちょうどよく気に入っています。ただ、撚糸編みなので、汚れが残りやすいのは少し気になるところです。
ロジクールのマウスパッドは好みじゃないので、今のところARTISANがいいかなと思っています。
マウス
前回紹介した静音マウスです。普段仕事で使っているのですが、特に早朝、深夜はこの静かさが最高です。もしマウスを探してオススメはあるかと言われたら、MX Anywhere 3sかMX Master 3sを提案します。
遅延的にゲームにはあまり向いていないのですが、基本的にパッドでやっているので問題ないのでした。
ゲームパッド
PCでSteamのゲームをするときに使っています。以前はStealSeriese Stratus Duoを使っていたのですが、ジョイスティックがあっという間にへたってエイムが厳しくなり、ZR/ZLボタンを押すときに擦れる音がし始めたのでやめました。PCでゲームパッドを探すなら、Xbox Eliteワイヤレス コントローラー シリーズ2(以降Xboxエリコン2)、PS5 DualSense、DualShock4 が定番、かつ使いやすい感じがします。ただ、SteamでPS系ボタン配置のコントローラーはSteamで設定してもゲームによって対応できてなかったりするので、個人的にはXbox系配置のコントローラーがおすすめです。4
Xboxエリコン2はデザインラボで買うと自分好みにコントローラーをデザインできます。長く使おうと思ったので悩みながらデザインし、キノピオをイメージしてレシピを組みました。世界中のユーザーがデザイン、共有したレシピをコミュニティギャラリーでみれるので、いろんなデザインを学べるのがいいですね。
エリコン2はハードの出来が際立って良いです。ジョイスティックの軸がメタルでまず壊れない、ABXYボタンも押し心地がよく、ZR・ZLのストロークを3段階で浅くでき背面パッドも装着可能です。できることだけ見ると隙がないですね。MicrosoftストアからXbox Accessoriesという管理ツールをインストールすると、キーボードやマウスの割り当てすらできます。有線と無線に対応しており、無線アダプタを使うと通信が安定するのでBTではなくアダプタで無線接続がオススメです。
難点は重めなこと、無線のアダプタが単品では売り切れだったり転売価格なことでしょう。私はアダプタ同梱のエリコンを買って無線アダプタを使ってます、なんて無駄!
オートディスペンサー
コロナの流行が始まったなった2020年からオートディスペンサーを使い始め、今では欠かせないものになりました。オートディスペンサーは料理をするとき、帰ってきたとき、トイレのあとなどあらゆる手を洗うシーンで大活躍です。この3年間Umimileユミマイル ソープディスペンサーを使ってきたのですが、今のおすすめは2023年に発売されたビオレuのオートディスペンサーです。
ビオレuのディスペンサーの良さは、泡のキメがものすごく細かくふわふわで気持ちいいことです。Umimileユミマイルを使っているときは気にならなかったのですが、ビオレuのディスペンサーを使ってからは、泡が粗いことに驚きました。泡の質感が全然違うので、2台目もビオレuのディスペンサーに入れ替えたところです。残量が見えにくいのは残念ですが、おおむね使い勝手もよくいい感じです。ちなみにオートディスペンサーは電池がいいなぁと思っており、ビオレuは電池です、ヨシ。5
オートディスペンサーっていろいろあるのですが、ビオレuやキレイキレイなど「ものによって使えたり使えなかったりする」のが大変ですよね。食器洗剤はハンドソープよりも濃度が高いため詰まりやすく、洗剤を薄めずに投入・使える製品は限られます。今回のビオレuのディスペンサーも事実上ビオレu専用なのですが、ハンドソープ用のオートディスペンサーとして出来がいいのでオススメできます。