2025年を振り返ります。2024年の振り返りはこちら。
総合
2025年は、自社のために時間を捻出しつつも、新しいことへのチャレンジに取り組んでいました。とりわけAIが日進月歩で変わっていっておりどうやるか悩んだ年でもありました。2026年は成果だしたいです。
インフラ的なお仕事は、見ていたチームが独り立ちして良かったです。独り立ちまで見守っていましたが、今後どのように変えていくのか楽しみにしています。想像もしない方向に進化していってもらえると嬉しいです。
2025年は、わからないに対して生成AIを使ってアプローチすることが当たり前になったように感じます。独力ややる気という壁が低くなり、開始するだけじゃなくものができるまでが早くなっています。ただ、2025年だけでもプロンプト、Vibeコーディング、エージェント、スペック駆動、などとトレンドが変わっていました。2026年も引き続き学びです。わからないことだらけだー。
経営
2025年は自社のサービスを立ち上げるために準備してきました。2026年はいくつかのサービスをリリースしていく予定です。楽しみにしています。
プログラミング
今年は余暇時間の大半をプログラミングに使っていた気がします。生成AIを活用すると、コードを書くこと自体は楽になりました。ただ、生成AIに頼りすぎると自分のコーディング能力は伸びません。レビューしてても書く力は伸びない、というのは生成AIより前からでしたが、生成AIで大量のコードをレビューするようになると顕著です。個人でコードを書く場合、生成AIのサポートは受けつつも、可能な限りコードは自分で考えて、書いて、自分のプログラミング能力を高める努力は欠かせないと感じています。
コードを書かない未来や役割もあるのですが、少なくとも「書きたいなら書く能力を高める試行錯誤を続ける必要がある」という考えです。
OSS活動や個人アプリ開発
OSS活動は、割といろいろやりました。メンテしないと決めたリポジトリをアーカイブしたり、新しいライブラリを作ったり、既存ライブラリをリブートしたり。個人アプリもiOSで出しています。

SkiaSharp.QrCodeリブートはその1つで、おざなりにしていたのですがNuGetを見たら200万ダウンロードを超えていたので、ちゃんとメンテしようと思い立ってリブートしました。リブートにあたり、どう改善するか悩みましたが、パフォーマンス計測しつつ、C#最速のQRコード生成ライブラリというゴールまでもっていきました。その時の記事はこれです。生成AIは改善過程で大いに役立っており、自分のコードのレビュー、設計への指摘、AIによるテストコード生成補助、ドキュメント生成補助などに活用しました。このリブートで、ライブラリコードはすべて自分で書きつつ、そこにパフォーマンス測定、生成AIによるテスト網羅を組み合わせていくことで、より良いコードにしていくことができることを実感しました。
個人でiOSアプリLifeToBeを出しています。特に告知せず身内で使っているアプリで、自分や家族の寿命や期限を意識するためのアプリです。SwiftUIで書いているのですが、Swiftでアプリをちゃんと書ききるにあたり生成AIは相当役立ちました。特に、SwiftUIの典型的なアーキテクチャやコーディングパターン、エラー時の原因分析、審査落ちの対応、Swiftにおける設計レビューなどほとんど何をするにも相談しています。SkiaSharp.QrCodeとは違い、生成AIエージェントによるコード生成、修正も採用しています。
CodeFocusというはてなブログのテーマを作ったのも、生成AIをどう使うといいかの試みです。はてなブログで技術記事を書くのが微妙だなと感じていて、それはどっちかというと読みづらいからだと感じていました。これまではテーマを利用していたのですが、Zennのような技術記事に特化したテーマが欲しくて作る気になったという背景です。これまでならCSSだるいからやらない、とか考えていたのですが、生成AIに仕様を示しつつ、Playwriteでテスト詰めつつテーマを作っていくのは楽しかったです。出来上がったテーマはZennっぽさをベースに、技術記事がどのプラットフォームでも読みやすいようにしています。割と気に入っているので、利用してもらえると嬉しいです。
生成AIとのコーディング能力
SkiaSharp.QrCodeとLifeToBeは、生成AIのアプローチが決定的に違います。SkiaSharp.QrCodeはあくまでも人間しか書かない、LifeToBeは人間とAIが協調して書いています。
個人的にですが、生成AIエージェントに書かせた場合、書いた内容を丁寧にレビューしていようと、自分が次に自力で書けるような自己フィードバックは得られないなという実感があります。このため、個人でアプリやOSSライブラリを書く時がチャンスです。可能な限りコードは自分で書いて、自分のプログラミング能力を高めたいところです。
この話は、チームや仕事になると視点が変わり得ます。仕事の場合、成果が早く出るかどうかはビジネス上かなり優位に立てるため、個人/チームの能力向上よりも成果が優先されるケースもあります。個人の切磋琢磨と仕事としての成果のバランスは、必ずしも取れないということです。経営している立場でもあるので、このあたりのバランスを真剣に考えるのですが、単純な答えはないです。Googleの20%ルールってありましたけど、新しいやりたいことへのチャレンジや学びの時間の確保としては悪くない気もします。いずれにしても、個人だけで頑張るのではなく、それを支えつつチームへのフィードバック機会をうまく設けるのが、生成AIに対する企業側のスタートラインかなと考えています。ただ、これって正直バランスの問題でもないんですよね。
インフラ
生成AIとインフラの組み合わせが思ったより鈍い感触があります。
インフラで生成AIを活用するにはIaCが前提になっているのは間違いない事実だと考えています。ただ、特にKubernetesやAWSにおけるAIはプロンプトやMCP的な方向が目立っており、なんとも微妙な感じがあります。AWSはkiroをはじめとしてスペック駆動でAIを活用する方向に進んでいますが、どうなることか。
生成AIでの開発はテスト、破壊、修正可能という前提があるとやりやすいのですが、現状のインフラはテスト容易、破壊、修正可能とは言い難いです。2026年は、サンドボックス化するのか、あるいはこのあたりがどう変わっていくのか注目しています。
インフラ、なんか無限に難しいですよね。地味に根っこのサンドボックス的な機構が全く足りていないので、すべての足を引っ張っている感触です。インフラをインスタントにサンドボックス化できたら革命なのは間違いないのですが。これはクラウド、コンテナに関わらず、インフラは触りにくいという根本的な課題です。
PowerShell
個人本書きたかったのに忘れてました。びっくりするぐらい興味をそっちより生成AIに持っていかれた。 2026年、書く気になるんだろうか。
記事
128本。2013年以来の記事本数でした。 自分に振り返る時間を少し作れたので、ここしばらくたまっていたいろいろを文書に起こし続けました。4月途中まで毎日ペースで書いていたのですが、ちょっと疲れてさぼったら11月までさぼってしまいました。
2024年は、GitHub経由ではてなブログに記事を書くのがストレスだったと書きましたが、textlint整備して、ワークフローもはてなブログ公式の気に食わないのを手直ししたら使いやすくなりました。昨年の宣言通り、記事を書きたいは達成できたので、今年もいっぱい書きたいです。
個人的な目標として、実際にやっていることを記事にしています。読んだ誰かの役に立てばよいし、少なくとも未来の自分が読者です。
ライフスタイル
コロナで変わったことの1つとして、割と潔癖症気味になりました。外出するときにマスクが外せなくなったのですが、これコロナやインフルとかなくても常時つけたくなってます。実際のところ、手洗いとマスクしている限り、体調を壊すことはほとんどなくなりました。世の中、いきなり目の前でくしゃみや咳する人は多いです。あるいは、私が気づかず体調悪くて他人に移すリスクも減らせます。マスク生活続けます。
近年まれに見るほどゲームをほとんどしませんでした。やったのはボナンザやゼルダの新作ぐらい?Clair Obscur: Expedition 33がやりたくて仕方ないので、何とか時間作りたいところです。ボナンザ、初めの2時間ぐらいをすぎるとめちゃめちゃ面白くなります。
年末にパン作り始めたのですが、2回失敗してようやく成功しました。フォカッチャ美味しい。パン作り、お菓子や料理より繊細で難しいです。発酵という時間が割と他の調理工程には乏しく、イースト菌と温度が絡むので、思ったように作れるようになるまでもうしばらくかかりそうです。ホームベーカリーが欲しい今日この頃。
マイナンバーカードは割と面白い方向で着地しましたね。iPhoneのApple Passport対応したことで、リーダーがある限りはマイナンバーカードが不要になりました。生活の限りでは、薬局はリーダーが先んじて設置され、歯医者は徐々にリーダー配置が進み、開業医は遅れ気味って感じでしょうか。マイナンバーカードを持ち歩かなくてよくなりそうで嬉しいです。
メモリ回りの高騰が痛くて、2026年、2027年はPCを買うのは厳しそうですね。会社としてみると、少額減価償却資産が30->40万円に増額されそうです。ただメモリ高騰から見ると結局スペック変わらない説がありそうな。
私は主に2種類の生成AIを使っています。コーディングはClaude1が圧倒的に良いです。それ以外はChatGPTです。時々Geminiも使いますが出力があんまり好みじゃないので、気分でという感じです。Claudeは4.5で本当によくなりました。Opusはさらに良いです。一方、ChatGPTも割と面白いコーディング出力します。Claudeうまくいかなくても、ChatGPTに聞くといい感じのこともあるので、複数モデルを使えるようにしておく価値があります。
Duolingoでスペイン語やってるんですが、生成AIに言語学習の補助をさせるの、鉄板構成として本当におすすめできます。言語ごとに存在する文法や、ルール、単語の微妙なニュアンスといった部分は、Duolingoの手薄なところです。言語ごとのルールが分からないと自分で文章作れず、なぜ間違いなのか気づけません。Duolingoで間違えたとき、その理由を自分で言語化できないなら、生成AIに質問してみましょう。生成AIに、「こうだと思ったのに何で間違えているのか解説して」と聞くと、間違えた理由を説明してもらえます。人間に聞いてたら怒られるやつです。生成AIは言語学習にとって、過去一の味方なのは間違いないです。この用途だとChatGPTはかなり良いです。まぁ、ぶっちゃけ、その国に住むか友人を作るのが効率いいんですけど。
年末は私生活でいろいろありました。一寸先は闇ということで、後悔なきよう全力で毎日生きていきましょう。エンディングノート書いていない人は、書くといいですよ。パスワードマネージャーもちゃんと使いましょう。
2026年は?
生成AIブーム、落ち着く気配ないのいいですね。波乱大好きなので、2026年も生成AIを使い倒していきたいです。
参考
- guitarrapc/SkiaSharp.QrCode | GitHub
- LifeToBe App - App Store
- CodeFocus - テーマ ストア
- Kiro: Agentic AI development from prototype to production
- Claude Code - AI coding agent for terminal & IDE | Claude
- PS5 Clair Obscur: Expedition 33(エクスペディション33)SEGA
- ホームベーカリー | Panasonic
- Claude 4.5 SonnetやOpus↩