以前Visual Studio 2022で使っている拡張機能を紹介しましたが、さすがにいろいろ変わりました。 2025年版です。
一覧
Visual Studio拡張一覧のスクショです。末尾で紹介しますが、拡張よりもGitHub Copilotのほうが重要です。
※ デフォルトで入っているLive Share 2022、Microsoft Library Manager、Test Adapter for Boost.Test、Test Adapter for Google Testは除きます。
.NET Upgrade Assistant
.NET Upgrade Assistant - Visual Studio Marketplace
プロジェクトやソリューションの.NETをアップグレードする拡張機能です。よく.NET Frameworkから.NET 6+への移行と紹介されていますが、Central Package Managementへの移行にも使えます。入れていても普段の開発にトラブルは起こさないので、とりあえずいれておいてもいい代物と判断しています。
Copy Nice
Copy Nice - Visual Studio Marketplace
Visual Studioでコードをコピーして他に貼り付ける時、インデントをきれいにしてくれる拡張機能です。
例えばインデントのあるコードをVisual Studioでコピーして、VS Codeに貼り付けるとインデントが崩れます。これをきれいにしてくれます。地味に便利です。
// Copy Niceがないとこうなる public void Success(string message) { WriteSuccess(message); } // Copy Niceがあるとこうなる public void Success(string message) { WriteSuccess(message); }
Git Diff Margin
Git Diff Margin - Visual Studio Marketplace
Gitのdiff状態がコードの左に表示されます。未保存が黄色、追加行が緑、変更が青、削除が赤で表示されています。 削除内容も赤い三角から見えるので、VSから動かずにどんな変更だったかを見るのに重宝します。
現在も欠かせない拡張です。VS Codeはデフォルトで入っているので体験が一致するのもいいですね。
Solution Error Visualizer 2022
Solution Error Visualizer 2022 - Visual Studio Marketplace
Visual Studioのエラーリストビューに表示されるエラーや警告、情報をSolution Explorerでハイライト表示してくれます。
割とMessageは無視しがちなので、Messageは表示しないのがオススメです。
Time Stamp Margin 2022
Time Stamp Margin 2022 - Visual Studio Marketplace
出力ウィンドウのDebug出力で分以降のタイムスタンプを表示してくれます。地味に便利。
よくバッチ出力でもタイムスタンプ表示するのですが、同じ目的です。いつ何が出力されたか分かるのは大事です。
VSColorOutput64
VSColorOutput64 - Visual Studio Marketplace
出力ウィンドウのBuild出力で、色分け表示してくれます。今のdotnet build
は色表示してくれるので、Visual Studioのビルドはむしろ情報減って劣化してます。そろそろ拡張なしでもちゃんと表示してほしいです。
GitHub Copilot
Visual Studio拡張ではなく標準機能に入ったGitHub Copilotですが、どの拡張よりも重要なポジションと言えます。GitHubログインすることで、個人のCopilot ProやOrganizationのCopilot for Businessが適用されます。
GitHub Copilot Chatのウィンドウでチャットコンテキストを表示して、エージェントモードで動作させることができます。ユニットテストを書かせてもいいですし、コードのより良い書き方を相談しています。
ウィンドウ配置ですが、私は左にソリューションエクスプローラー、右にGitHub Copilot Chatを表示しています。VS Codeも併用するので、Visual StudioのレイアウトはVS Codeと似たものが好ましいです。
使わなくなった拡張
Open On GitHub
Open on GitHub - Visual Studio Marketplace
標準でコンテキストメニュー > Gitからパーマリンクをとれるようになったので、外しました。直接ブラウザで開くのが差別ポイントなので、もしブラウザで開きたいなら今も便利です。
Parallel Builds Monitor
Parallel Builds Monitor - Visual Studio Marketplace
外したくなかったんですが、Visual Studioの起動時のプロファイラーがしょっちゅう警告を出してくるので外しました。起動が遅くなった自覚あったので、しょうがない。
SwitchStartupProject for VS 2022
SwitchStartupProject for VS 2022 - Visual Studio Marketplace
Visual Studio 2022の標準機能でマルチスタートアッププロジェクトができるようになったので、外しました。デフォルトのStartup Projectの変更はできないので、そこだけは拡張のほうが便利です。
プレビューオプションでEnable Multi-Project Launch Profile
を有効にしましょう。
まとめ
Visual Studioの標準機能も少しずつ強化されてきているので、拡張が必要なものは減ってきました。何よりCopilotが強力すぎて、一個一個の拡張は地味に便利なものを使っています。