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Technical updates

Windows 10 Home を Hyper-V にインストールする

Windows 10 Home の WSL2 + Docker を検証するための環境を考えた時、Windows 10 Pro の Hyper-V にいれるのが手っ取り早いのですが久々に Hyper-V 触ったので改めてメモ。

前の記事の前段となる個人的なメモです。ほしい内容は自分で書くしかない。

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目次

[:contens]

TL;DR

  • Windows 10 Home を Hyper-V で動かす
  • Windows 10 Home on Hyper-V でも wsl2 + Docker Edge は動作する (Hyper-V の Windows 10 Home VMのの CPU 仮想化支援を有効にしよう)
  • Insiderビルドが長すぎるのでWindows 2004、あらためWindows 10 May 2020 Update はよ

Windows 10 のISO を入手する

Media Creation Tool で Windows 10 の ISO を生成する。

Windows 10 のダウンロード

2020/4/17 時点では、Windows10 1909 の生成ができる。

この記事では最新のMediaCreationTool1909 を用います

Hyper-V でマウントするためISO を作る

Single Language Windows でISOが作成されるので、Language を選んでおく。 今回は English (United Kingdom)

日本語でもなんでもお好きに

これでISOが生成される。

Windows 10 を Hyper-V にインストール

Hyper-V で新規VM を作成する

この辺りはコマンドでもいいけど GUI でいいや気分

先ほどのISO を指定して起動する

Local Installation source から Change Install source で ISO を指定

VM名を付けて生成したら起動する。

Windows 10 Home を選ぶ

ライセンスを入れる。

ここでライセンスを入れないとエラーになるので注意。

ライセンスを skip しようとするとエラー

Custom でインストールする。

Upgrade でも Custom でもどちらでもいい

Custom だとパーティションが設定できるけど Hyper-V なのでどうでもよし

インストールが実行される

何度か再起動がかかる

起動してきたら Region を選択

Keyboard を選択

Second Keyboard は不要なので skip

起動を待つ

再起動が走り、ユーザー選択になる。

Local User でのセットアップはできず、起動後に削除しろと言われる。

ローカルユーザーを作成するには、ネットワークを切って新規でユーザーを作ろうとすることで作成できる。(分かりにくい)

まずネットワークを切ろう。

VM の Settings から Network Adator を開く

Virtual switch を Not Connected に変更する。

Create account から ユーザーを適当に作ろうとすると Womething went wrong となる。

ここで Skip を選択すると ローカルアカウントで作成できる。

Insider Preview でどのみち Microsoft アカウントが必須なのでローカルアカウントの意味は薄い

あとはセットアップをしていく

これで起動する。

起動後の設定

  • ネットワークを戻す
  • Language で日本語を入れておく
  • システムロケールの日本語設定とUTF8化
  • Image の Checkpoint を作っておく
  • ホストマシンからVMのCPU 仮想化支援機能を有効にする

ネットワークを戻す

日本語を入れる

OSは英語だけど日本語ほしい人はストアからどうぞ

表示を日本語に切り替える

サインアウトして完了

システムロケールの日本語設定とUTF8化

Hyper-V Image の Checkpoint を作る

後でやり直せるようにしておく。

ホストマシンからVMのCPU 仮想化支援機能を有効にする

Hyper-V ホストマシンで Set-VMProcessor コマンドレットを使って、ExposeVirtualizationExtensions を $true にする。 これで、Hyper-V 上の対象VM で wsl2 + Docker Desktop for Windows が利用可能になる。

Set-VMProcessor -VMName "VMName" -ExposeVirtualizationExtensions $true