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Technical updates

Unifi AP AC-Pro が永遠に消えたVLAN への接続を試みる件

UnifiのアクセスポイントであるUniti AP AC-Pro (UAP) を使っています。

www.ui.com

今買うならUnifi nanoHDが本来筋なのですが、いろいろあってメッシュ先のLANポイントとして使いたかったのでシカタナイ。

unifi-nanohd.ui.com

今回は、UAPのアップグレード中にVLANの構成を変更したらエラーが出続けてちょっと困ったことになったので対処をメモ。

再現手順

  • UAPのファームアップデート通知があったので、Unifi Deram Machine(UDM) のコンパネからUAPのファームを更新
  • 更新中に不要となったVLAN2000の削除
  • UAPが起動後、UAPが消えたVLANへのアクセスを試みて失敗するエラーが出続ける
Message: AP[MAC ADDRESS] event: {"event_string":"EVT_AP_Notification","payload":"UAP-AC-Pro is unable to reach the DHCP server for VLAN 2000"}

どのようなトラブルか

私の場合消したVLANはVLAN2000だったのですが、インシデントに対してメール通知を仕掛けていたので1分に一度エラー通知メールが飛んでしまいました。

さて、ファームアップデート後に設定が同期していないと思われるので対処をやってみます。 上から順に解決すればそれでokでしょう。

  1. Provisionのし直し
  2. Fatory Resetからのデバイス追加
  3. 適当な既存VLANネットワークの構成をし直してVLAN設定の同期

結論からいうと、適当な既存VLANネットワークの構成をし直せば同期しました。

復旧の流れ

Provisionをすると、設定が同期されるので解消を期待しましたがエラーは出続けました。 Provisionあんまりうまくいくことないのでぐぬぬ。

仕方ないので、UAPのFactory Reset、 UDM上からUAPをForget、iOSのUnifi AppからUAPを追加し直しても復帰後に同じエラーが出続けました。 UAPのFactory Reset後にUDM上からデバイスをForget忘れてて追加できなくて?? っとなったのでマニュアルは読みましょう。

help.ui.com

ここまでで、UAP自体というより同期されるべきVLANの構成が正常にUAP向けに生成されているない気配なので、VLANを修正して強制的に同期させます。 既存の適当なVLANを修正で大丈夫です。私の場合、残していた他のVLAN IDを修正してSaveしたらUAPが自動的に構成を受け取ってエラーが消えました。

ちなみに、エラーが出てる間は既存の Guest Portal な SSID が不正なアクセスポイントとして検出もされていました。コミュニティフォーラム見るとGuest Portal を有効にしていると起こる気配も。

まとめ

自動構成同期、いいのですがどのような構成を同期しているのか、そういえばあんまり気にしたことありませんでした。 Unifiの場合、Device > UAP > Settings > Download Device Infoで動作状況がダウンロードできるので良いのですが、ちょっと困りますね。

余談

そういえばこういう古い記事はいい加減直してほしいものです。VHT20以外も選べるようになってるのですよ。

internet.watch.impress.co.jp

UAPのVHTは選択可能になっている