Remote Desktop は、 Windows では実質的なスタンダード的な位置を占めています。 OS標準で、バージョンが上がるごとに性能が良くなっています。 さて、今回は Domain 環境化において Remote Desktop 接続をできるようにする場合の注意点です。 特に以下のエラーが出た場合、設定が足りてないことを示していますが、何が足りないか分かりにくいです。 そこで、設定箇所を確認しましょう。
Connection was denied, not authorized for remote login.
対象バージョンは、 Windows Server 2012です。 2008 R2 もほぼ同じでしょうが、検証してませんしすることもありません。 ====
Workgroup 環境における Remote Desktop接続の許可
これは簡単で、以下の2点を有効にします。
- 接続される側(サーバー) で、接続する側 (クライント) が認証に使うサーバーのユーザー に対して、 Remote Desktop Users のグループを割り当てます。
- Computer > Property > System > Advanced system settings > Remote > Allow remote connections to this computer を有効にする
例外的に、 Administrator ユーザーは、Remote Desktop Users グループがアサインされていなくとも、2が満たされていれば利用可能です。
Domain環境における Remote Desktop接続の許可
少しだけ、手間が増えます。 正確には、細かく設定が可能になります。
- 接続される側(サーバー) で、接続する側 (クライント) が認証に使うDomainユーザー に対して、 Remote Desktop Users のグループを割り当てます。
- Computer > Property > System > Advanced system settings > Remote > Allow remote connections to this computer を有効にする
- Computer > Property > System > Advanced system settings > Remote > Allow remote connections to this computer > Select Users > 接続許可する Domain ユーザーを割り当てる
- secpol で Local Security Policy > Local Policy > User Rights Assignment > Allow Log on through Remote Desktop Service >許可する Domain User か Domain Group を割り当てる
簡単、ですね!知ってしまえば。 知らないと意外と纏まった情報が無くて困ります。 参考になればどうぞ。